早いもので、2020年も9月となり、北海道はもうすぐ秋です。
今年は新型コロナウイルス流行により、随分と環境が変わった方が多いです。
一方、気温の上下が著しいこともあり、ダルさを自覚されたり、腹痛、嘔吐、下痢が起こってしまったりする方が多くなってきました。
今月は以下について触れたいと思います。
① このごろ胃腸の調子が悪い。
② インフルエンザワクチンは打った方がいい?
③ 熱が出たら・・・
それでは①から始めます。
①このごろ胃腸の調子が悪い。
新型コロナウイルス感染が問題となってすでに半年を過ぎました。感染予防にかかせないマスクがなくなったり、アルコールが手に入らなくなったり。ここに行ったら感染するかも、どこどこでクラスタ―が出た・・などの情報が氾濫するようになりました。それに伴い、テレワーク、外出自粛、帰省の自粛など、身体にも精神にもかなりのストレスがかかっています。医療機関に行くとコロナ禍に直面するのではとの心配もあるために、医療機関を避けている方もおられます。
この状況の中、胃腸が悪い場合、どうしたらいいでしょう?
ご自身がコロナウイルスに感染している可能性が低ければ、早めに受診をいただいて治療を受けていただいた方が良いです。こじれると、かなり苦しくなることもあり、症状に合わせて治療をお受けください。クリニックは午後が比較的空いています。午前でも大人数がお待ちになっていないことがありますので、お電話で空き具合を確認してから来院される方もおられますよ。
②インフルエンザワクチンは打った方がいい?
このご質問への回答は明確です。打った方がいいです。いつもは、インフルエンザワクチンなんて打たなくたって大丈夫という方も、今年ばかりは、万が一インフルエンザになってしまうと体力が蝕まれてコロナウイルスに対する免疫力に影響が出る可能性があるので、打ったほうがいいんです。いつも打ってなんかいないよという方も是非ご検討の価値があります。
いつから、ワクチンを始められるかは、政府の方針と、メーカーさんの供給力によるところが大きいのですが、9月上旬のうちにはご連絡をホームページでさせていただきます。
③熱が出たら・・・
これから、通常の風邪、インフルエンザが流行する時期がやってきます。発熱してしまう機会が増えてくると思います。今年は例年と異なって、まずは相談センターにご連絡ください。そこで新型コロナウイルス感染が否定的でPCR検査の適応とされなかった場合に、今度は当クリニックにお電話いただきたいと思います。
その上で対応を相談させていただきます。
今年の秋・冬に向けて、大切なのは、疲弊しすぎず、大きなストレスを抱え込まずに、まずはご自身の免疫力を落とさない様に心がけましょう。消化管関連の症状やダルさが出てくるようでしたら検温して発熱ないことをお確かめになってから受診ください。
皆さん、残りの2020年、お互い元気に乗り切りましょう!