皆様の周りにも大腸がんを患われた方、珍しくなくなったのではないでしょうか?
ポリープを取ってもらったら、がんが含まれていてびっくりした患者様も多くなってきていますね。
早期の状態で見つかり、内視鏡でさっと切除して完治、あるいは小さなキズで大腸切除するのみで、がんを制圧できた方も多くなっています。
その一方で、大腸がんで亡くなる方は残念ながら増加の一途をたどり、厚生労働省;人口動態統計ではこの20年間で、男女ともに2倍以上に増えています。
欧米化した食事が影響している説、以前より肥満が増加していることが原因である説などいろいろな問題が指摘されています。
また、がんがあるかどうかのチェックを内視鏡でうけることへのハードルが高いことも発見を遅らせて、命に関わる一因となっているようです。
腸を洗浄する薬を飲まなければならないし、おしりからの検査だと思うと、気軽にとはいかないのは当然だと思います。
とんでもなくつらい検査だと考えられてもいます。
しかし、大腸内視鏡は以前に比べますと機械の性能が向上していて、格段に楽に受けることができるようになっています。
思い切って検査をお受けいただき何もなければ、しばらくは大腸がんの心配をしなくて済みます。
早く大腸がんの方々が減っていく時代が到来することを願っている今日この頃です。