新型コロナウイルス感染が日本に上陸して3年が経とうとしています。



政府は、5月に新型コロナウイルス感染症を、感染症法の2類から5類に変更しようとしています。
さて、2類から5類に変更；引き下げると聞くと、一気に新型コロナウイルス感染症は怖くなくなった感じがしませんか？
だって、3類、4類を飛ばして5類なんですから・・・

でも、そうじゃないんですよ。以下にインターネットから抜粋した感染症法における分類をお示しします。
正式にはもっと細かい規定があるのですが、この記述は優れているものなので、使用させていただきました。

●1類日本にはない重篤な感染症
●2類日本にはある重篤な感染症
●3類下痢・嘔吐を起こす感染症
●4類動物・植物などから起こる感染症（ヒトからは感染しない）
●5類特に特徴なし

どうでしょうか。皆さんのお持ちになっているイメージとは少し違っていませんか？

3類は下痢、嘔吐を起こすことが主たる特徴の感染症なので、新型コロナウイルス感染症はここに分類されるわけはありません。
4類は、ヒトからヒトに感染しないことが特徴の感染症なので、新型コロナウイルス感染症は、そもそも、ここに入るわけはありません。

つまり、分類の番号は、感染症の特徴に合わせて決められているわけで、1類→2類→3類→4類→5類と徐々に重症度が落ちていくわけではないんです。

従いまして、新型コロナウイルス感染症が、2類相当の重症度から、ほんのちょっと重症度が低いかな～ということになると、もう5類しか分類するところがないわけです。一気に安心になるわけではありません。ぜひ、新型コロナウイルス感染症の怖さは、レベル2からレベル5に一気に安心に向かったわけではなく、むしろ怖さはあまり変わったわけではないんだということを認識して、これからも感染対策をお願いしたいと思っています。